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【お知らせ】

平等寺だよ里2025

 

 

 


●2025年の9月6日から13日まで大阪・関西万博ブルガリア館のゲオルギ・コストフ館長様のご厚意で、40年前に大三輪中学校1年生が描きましたワールドピースマークとブルガリアで開催されました「平和の旗集会」のパネルを奇跡的に展示していただきました。
今から40年前の1985年、大三輪中学校美術担当教論でいらっしゃった杉本哲也先生が1年生の美術の期末試験にピースマークを描く問題を出題されました。杉本先生は「子どもたちの思いを世界に届けよう」と、平和のメッセージを英文で作成し、それを生徒たちが書き写してワールドピースマークに添えて、世界各国の大統領府や首相官邸、国内の美術館等100ヶ所に送りました。フランスやイギリス、国連等からたくさんの応援の返事をいただきました。国内の美術館から私の描いたワールドピースマークに配色のアドバイスが寄せられ改めて3色で清書しました。
翌年の1986年、国連の国際平和年にちなみブルガリアの首都ソフィアで開かれた「平和の旗集会」に招待いただき、世界中から集まった子どもたちと共に平和について学び合い、手を取り合って踊り、イタリアから寄贈されたオリーブの苗木を植樹して3日間を過ごしました。
私の名前はマルコですが、その時はヒロシマという名前でした。ヒロシマは世界で初めて原爆が落とされた場所でもあります。私は原爆が他人事とは思えず、その残酷さを描いた漫画「はだしのゲン」を繰り返し読んでいましたので原爆は二度と使用してはならないと強く考えていました。原爆は一瞬にしてヒロシマの街を破壊し、14万人の尊いいのちを奪いました。私たちがワールドピースマークを描いたのは第二次世界大戦が終わってから40年後でした。そして今、それから40年が経ち、日本では戦後80年と言われています。しかし今、世界では戦争が行われ、街は破壊され、子どもたちが犠牲となっています。
私が40年前に描いたワールドピースマークは地球を囲む4人の子どもたちがいます。4人の子どもたちは赤と白と黒の3色で違う皮膚の色、髪の色を表し、髪型や性別も違うようにして多様性を表しました。地球の中心を日本にしませんでした。戦争の根本的原因は自分または自分の国さえ良ければ、他人や他人の国はどうなってもいいという考えがあります。その考えが行き着く先はジェノサイドです。真ん中の地球は陸地が多い側を描きましたので、日本は右端になりました。そして笑顔で手を取り合っている姿には大きな意味があります。世界では戦争が絶えません。戦争では子どもが血と涙を流し犠牲になっていますが、いつか必ず全ての人が人種、皮膚の色、民族、国籍を理由に争うことなく笑顔で手を取り合える日が来て欲しいという願いです。
39年前にブルガリアで開催され、参加させていただきました「平和の旗集会」は、今を生きる世界中の人が目標とすべき、国境を越えた多文化共生をあらわす国際交流でありました。まさにワールドピースマークそのものでした。
ブルガリアパビリオンの展示では、公式マスコット「ラクトちゃん」から協力し合う乳酸菌の働きを学び、ブルガリアのITやAIなどの最先端の技術力に驚かされました。さらに、未来は「私たちの選択」によることを考えさせられました。
一日も早く世界中の子どもたちが笑顔で手を取り合える日が来ることを願っています。合掌
2025年9月6日 40年前の大三輪中学校1年生 丸子孝仁

▶読売新聞記事(2025.9.3)
▶毎日新聞記事(2025.9.4)
▶読売新聞記事(2025.9.7)

 


●2025年9月22日に大阪・関西万博カナダ館に務めるケール・ハズバンド様が訪問されました。
カナダパビリオンの内壁にはカナダの木材が使われており、先住民族イヌイットの絵が飾ってありました。カナダパビリオンの展示では、氷の塊にタブレットをかざすとAR(拡張現実)にカナダの街や森や川や祭り、熊やビーバーが映し出され驚きました。カナダの水力発電等、持続可能な社会への取り組みも印象深かったです。三輪山平等寺の本堂や二重塔を支えている木材が、文化の多様性に満ちたカナダの広大な大自然の中で育ってきたことを実感しました。ケール・ハズバンド様に感謝申し上げます。


大阪・関西万博ウクライナパビリオンに掲げられた看板に書かれているのは「NOT FOR SALE」(非売品)。展示品は「自由」「尊厳」といった価値観が投影され、「売らない」という強いメッセージを発しています。ミサイルやドローンによる攻撃が続くウクライナでは地下が街となり学校となり非常に困難な生活が続いています。一般市民や子どもたちが犠牲になっています。一日も早く戦争が終わることを願います。
他にもそれぞれの国がその国の誇れるものや伝えたいこと、いのちの大切さを展示した素晴らしいパビリオンが多かったです。
One World
One Planet

●ロシアもウクライナもすべての人間は平等で尊い。ロシアはウクライナへの軍事行動の即時停止を。ウクライナに平和を。
▶NO WAR ウクライナから避難したオレナさんのお話

 

●コンサートのお知らせです。

まほろば芸術ラボ
万葉からの祈り

11月1日(土)
会場受付13:30
開演14:00
三輪山平等寺本堂
「大和ハープで聴くふるさとのうた」
入場料1,000円
※要事前申込
先着順になりますので、参加希望の方は直接「まほろば芸術ラボ」にご連絡ください。

申込先:「まほろば芸術ラボ」ホームページ


●「時空旅人2025年1月号」に三輪山平等寺が掲載されましたのでお知らせします。

 


●2024年11月26日
 奈良県内の27教団が加盟する「差別をなくす奈良県宗教者連帯会議」(奈宗連)が結成40周年を記念して「差別をなくす平和の巡拝」を実施した。
 法衣などを着た参加者125名が8班にわかれJR奈良駅前を順次出発。浄教寺、奈良基督教会、興福寺、春日大社、東大寺を歩いて参拝し、差別のない平和な社会の実現を願った。途中雨が降り出したが、参加者全員が雨に濡れながら3時間半歩いた。
 近鉄奈良駅の近くにある日本聖公会奈良基督教会では木造の礼拝堂へ。この日の巡拝のために作られた「式文」が配られ、古本靖久牧師とともに「平和を求める祈り」などを唱えて短い聖歌も全員で歌った。
 東大寺の中門前ではアピール文を採択。ウクライナやパレスチナなどで戦争や紛争が続く現状について、「『最大の人権侵害』とされる戦争で、日々、罪のない人びとや子どもたちの命が傷つけられ、奪われている」と指摘。「一刻も早く戦争を終結させ、違いを乗り越え、人権が尊重される社会となるよう、指導者たちに誠意を持った対応を求める」と訴えた。続いて、溝端隆桂副議長は「人間は差別する生き物だが、宗教は差別を罪という。宗教者は罪をつくらないように毎日生活し、人々に道しるべとして示していくことが大切」と決意を表明した。

【アピール文】
1979年、世界宗教者平和会議は、「全世界の宗教者が今日、人類の直面する課題に宗教的立場から積極的に関わろう」という宣言を採択しました。
私たち「差別をなくす奈良県宗教者連帯会議」(奈宗連)は、部落差別をはじめ一切の差別撤廃へとりくむことを決意し、結成して40年を迎えますが、さまざまな人権侵害や差別に涙する人は今なお絶えません。
特に「最大の人権侵害」とされる戦争により、日々、罪のない人びとや子どもたちの命が傷つけられ、奪われており、一部の指導者は核兵器の使用までもちらつかせています。
人のいのちの重さははかることはできません。いのちは平等です。私たち宗教者は、いかなる戦争・暴力にも反対します。それぞれの指導者たちには、一刻も早く戦争を終結させ、違いを乗り越え、人権が尊重される社会となるよう、誠意を持った対応を求めます。
未来は今、私たちが何をするかにかかっています。来年は第二次世界大戦の終戦から80年になります。戦争のない人権が尊重される平和な社会をつくるのは他人ではなく、私たち一人ひとりです。
戦争や差別によって亡くなられた人びとを追悼し、人権が尊重される平和な社会の実現をめざして、宗教・宗派を超えて共に歩み、共に祈りましょう。


●8月1日9時半 最勝会(秘仏十一面観音ご開帳)梅花講は8時半集合事前にご案内をお送りしております三輪山平等寺関係者と明神クラブ以外のご参加はお控えください。※秘仏十一面観音の一般拝観は15時から16時までとなります。


4月第一日曜日10時 降誕会記念 三輪不動大護摩会
午前9時30分より行列を行います。行列参加者は午前9時に平等寺へお越しください。行列のご祈祷申し込みは3月15日締切とさせていただきます。お名前、ご住所、お電話番号、身長をお知らせください。ご祈祷料は稚児衣装無しの場合1,000円、稚児衣装着用の方は3,800円となります。もちろん、行列はどなたでも無料でご参加いただけます。宜しくお願いいたします。
9時 行列参加者集合
9時30分 行列山門出発
10時30分 大般若祈祷
10時50分 釈尊花祭り会祝祷大護摩春会式
11時30分 空手道演武
11時40分 総代長挨拶・住職法話
12時    お花見


丸子孝法老師法話「出会いに学ぶ」

丸子孝法老師がChau Makotoチャンネルで語ります

令和3年度 暁天講座(曹洞宗近畿管区教化センター主催)

三輪山に響く除夜の鐘2021~2022(2021.12.31)

2022年に晋山結制を修行いたしました。ご一緒にご修行いただき感謝申し上げます(2022.12.3)

丸子孝法老師が数寄屋造り名職人・丸田さん、杉本哲也先生と語ります(2023.3.30)